子育てon Time

保育士でも母親になると、様々な事で悩みます。知らなかった事を沢山知ることが出来ます。世の中の子育てした人、している人、支援している人には頭が上がりません。そんな私が思った事をまとめていきます。

長男を添い乳にした理由

①産院で勧められた。

 
初めての出産は実家近くの病院でしました。いわゆる里帰り出産です。設備やサービス重視ではなく、本当に実家から歩いて行ける…というのが一番の決め手でした。
その病院では、授乳室に常に看護師か助産師さんがいて、母親達と一緒に座りながら母乳のあげ方や育児について、または世間話まで気軽にしていました。その中で助産師さんから「添い乳のやり方は覚えておいた方がいいわよ〜。あれは楽よ!!」と言われました。実際、ベッドまで赤ちゃんを連れてきてレクチャーもしてくれました。
初めは慣れずに、赤ちゃんを潰さないか怖々していたのですが、そこまで教えてくれると、『なる程、覚えておかなくては』と思うものです。
 
②母に勧められる。
 
私の母は母乳があまり出ず、すぐに粉ミルクに移行したそうです。しかも、私が中々寝ない子だったらしく、寝かしつけに大層苦労したのだとか。しかし、当時同じくらいの時期に出産した母の友達は母乳が良く出た為、添い乳をしていたらしいのですが、『寝かしつけがとにかく楽だった』と言っていたそうなのです。その友達とは今でも付き合いがあり、やはり『あの時は添い乳してたから、寝かしつけに苦労しなかった』と言うのだそうです。
そのため、母は母乳の出る私に「添い乳は良いらしいわよ。羨ましいわ。」と何度も言ったのです。そして私も単純に『そうなんだ。』と思ったのです。
 
③『添い乳が辛かった』という話を聞けなかった
 
『添い乳が楽だった』と豪語する人は周りに少なからずいました。
「添い乳して寝たら、そのまま朝まで起きなかったのよー。」「夜泣きしてもおっぱいあげれば泣きやむから、楽だった。」「ちょっと大きくなったら、勝手にぺろっとめくって飲むから、こっちは起きなくて良いしねー。」「寒い時に布団から出なくて良いし。」
初めての育児突入者としては、それらの意見を聞くと、殆どのパターンで上手くいく…と思うのです。良く夜泣きが大変…という言葉を聞き、その経験が無い初心者は只々恐怖し覚悟を決めるしか無いのですが、それに良い方法があると聞けば、当然のように「試してみよう!」となるわけです。
しかし『添い乳して失敗した』という話は、ごく僅かか、もうこの時点で私の耳には入らなくなってしまっていたのです。
当時スマホも無くガラケーの時代。気になった事を今ほどネットで調べるという習慣はありませんでした。(特に里帰りしていた為、余計かもしれませんが…。)
 
④赤ちゃんが泣くことへの免疫が無い
 
赤ちゃんが泣くと、すぐになんとかしなくちゃ!!と思うのです。夜中に泣き出したら、両親を起こしてしまう!旦那を起こしてしまう!近所の迷惑になってしまう!!→なんとか泣き止ませなくては!…というわけで、初めは抱っこしたり、それでも泣き止まない我が子を抱いて深夜に外に出て交通量の多い道…閑静な場所は近所迷惑になると思って…を何往復もしたりしたのです。でも、そんな事毎日続きません。いくら昼に寝られると言っても、新生児の昼寝は短いものです。夜中に我が子とトボトボ歩いていると、精神的にも追い詰められてくるのです。
泣かせたくない、でもせめて家の中にいたい…となると、おっぱいで何とか泣き止ませる方法に辿りつきます。しかし、一度おっぱいで寝ると、床に置けません。何度試しても、布団に着地して手を離そうとする時に泣き始めてしまうのです。困った私…一晩中これを繰り返すのかしら…あ、添い乳しよう!!…となった訳です。
 
 
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